富山県の産業

富山県の産業

一次産業
農地は減少傾向にある
が、耕作地における水田率は全国1位(95.9%)。砺波地区においては明治時代から続くチューリップの栽培が盛んであり、異彩を放っている。北部に占める富山湾の恩恵により、漁業も盛んであったが、近年定置網漁を除く、その他の漁業は衰退の傾向にある。しかし、国民のグルメ指向と輸送時間の短縮化により、従来は移送が不可能であったシラエビなど、今まで売れなかった商品が注目されている。

農業:米、砺波のチューリップ、福光の干し柿、入善の黒部西瓜
漁業 - 室町時代から続く伝統のブリ定置網漁、ホタルイカ、シラエビなど
林業 - 山の大半が国立公園のため、あまり盛んではない

二次産業
富山県は、日本海側最大の工業集積地であり、北陸工業地域の中核である。

黒部ダムなどからの安価な電力供給によってアルミ工業が発達しているほか(アルミニウムは工業製品に加工する段階の電解精錬などで、多量の電力を必要とする)、臨海部を中心として石油精製、重化学工業、各種電気製造が発達している。また、特定重要港湾伏木富山港により対岸貿易や、原材料輸入における大型の貨物の輸送が容易となっている。主に工業地は富山市から高岡市にかけて連続している。

医薬品の製造・販売(いわゆる置き薬)も歴史が長い。

製造業
合金加工 - アルミ(アルミサッシ生産シェア国内第1位 YKK AP、三協・立山HD、新日軽)、銅(製品国内シェア第1位)、鉄(フェロアロイ合金鉄シェア国内1位)、マグネシウム等。
工業機械 - 自動車部品、ベアリング(生産シェア国内第4位 不二越)、精密工作機械(タービン工作機械世界シェア25%、半導体ポリッシングマシン世界シェア1位)、産業用ロボット(世界シェア5位)
電気機器 - 電子部品(スイッチング電源国内シェア2位、3次元加速度センサー、抵抗器ほか)、家電製品、集積回路
造船 - 日本海側では数少ないドライドック設備有り
建設 - 総合建設業、鉄骨橋梁(川田工業)、各種プラント建設
化学工業 - 化学原料(塩酸、硫酸など)、化学肥料、ポリカーボネート製品、塩化ビニル製品、人工イクラ
ファスナー - 世界シェア1位(YKK)
製薬 - 医療用総合医薬品製造、薬品原料(インドメタシンなど)、漢方薬、外用剤、各種研究施設多数。また、生産した家庭薬の配置薬業(置き薬)も江戸時代から有名である。
その他 -製油、紡績、野球用バット
電力業-北陸電力、関西電力

三次産業
情報処理業:企業向けネットワークサービス(インテック)
海運業:日本海沿岸国家との交易(鉱石、原油、工業製品、木材、中古車)
観光業:立山黒部アルペンルート、宇奈月温泉
金融:北陸銀行(ほくほくフィナンシャルグループを含めて地銀2位)

その他産業
海洋資源:企業製品向け海洋深層水の取水